掛け軸の買取相場を紹介！高額査定されやすい作家は？

掛け軸の種類と買取相場

掛け軸には主に書家や神主が文字を記した書をはじめ、日本画や仏画、水墨画、浮世絵が描かれた絵があります。

さらに中国の様式である文人仕立てと日本様式の大和仕立てに分かれ、種類は非常に多彩。そのため、買取相場もピンからキリまであり、鑑定を依頼しなければ正確な価値を知ることはできません。

東京で無料査定をしてくれる骨董品買取店、古美術品買取店を利用して、買取価格などの情報を調べましょう。

作品が有名であり、かつ買取相場も高い作家は暗香疎影（あんこうそえい）図で知られている田能村竹田や、山水画をよく書いていた沈周など。買取相場は約500万円まで上り、コレクターや愛好家の中でも非常に人気が高いです。

また、黒豹で有名な山口華楊の作品は150万円前後の値段で取引されていることが多いので、経験豊富な業者が在籍し、信頼できる店舗で査定を受けてみるのがおすすめですよ。

掛け軸の価値や買取価格が決まるポイントは、「有名人が書いた掛け軸か」、「需要があるか」、「保存状態はいいか」の3つです。

特に掛け軸の作者は値段を決める上で大事な要素となり、著名人や人間国宝に認定されたような人が書いた掛け軸であれば、場合によっては100万円以上で取引されることもあります。

適正な買取り価格を提示してもらうためにも、まずは鑑定士へ相談してみましょう。

高額査定をしてもらうためには、掛け軸の保存状態が大切です。人気の作家が作った掛け軸であっても、シミやカビなどの汚れや劣化、破れなどがある場合は査定金額に影響が出てしまうでしょう。

また、偽物との違いを示すために鑑定書や極書などの付属品を用意することで、1点からでも高額で買い取ってもらえる可能性が上がります。